安定株主というのは、会社の業績や一時的な株価の変動とは無関係に、長期間安定して株式を所有する株主のことをいいます。 一方、これに対して、株価が上昇するとすぐに売ってしまうような株主のことを「不動株主」とか「不安定株主」といいます。
アンビシャスというのは、2000年に、札幌証券取引所が開設した新興企業向けの株式市場のことをいいます。
金融機関や事業会社などの法人株主というのは、営業上の関係などから比較的長期に持つことが多かったことから、一般には法人株主が安定株主で、個人株主が不動株主とされてきました。 しかしながら、1990年代に入りバブル経済が崩壊して以降は、企業業績の不振や株式相場の低迷が続いたうえ、経済構造の変化に伴い企業間の取引関係も変化してきたことなどから、安定株主といわれてきた金融機関や事業会社が持ち株を手放す動きが活発になりました。 なお、それまでの金融機関や事業会社に代わり、海外の機関投資家の持ち株が増えていますが、このような機関投資家に安定株主になってもらうためには、ディスクロージャーの徹底と、業績向上により株式価値を高めることが必要になります。
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