トゥー・ビッグ・トゥー・フェイルとは?
トゥー・ビッグ・トゥー・フェイル(too big to fail)というのは、大銀行は倒産させることはできないとするドクトリンのことをいいます。
これは、資産規模の大きい銀行が倒産した場合、中小金融機関にも相次いで破綻が連鎖するリスクがあるほか、銀行部門全体に対する不安の拡大やそれを映じた取り付けの発生等によって、金融システム全体がパニック状態に陥る可能性が高いからです。
トゥー・ビッグ・トゥー・フェイルの米国の例は?
米国では、トゥー・ビッグ・トゥー・フェイルの考え方に基づいて救済が行われた例として、1984年のコンチネンタル・イリノイ銀行の破綻のケースがあります。 |