トービンのqの判断は?
トービンは、純投資はqが1よりも大きいか小さいかに依存して決まると論じています。
具体的には、次のようなものです。
■qが1より大きいとき
⇒ 株式市場は、設置済みの資本を再取得費用よりも高く評価していることになります。
⇒ なので、この場合は、経営者は資本をもっと購入することによって、企業の株式の市場価値を高めることができます。
■qが1より小さいとき
⇒ 株式市場は、資本を再取得費用より低く評価していることになります。
⇒ なので、この場合は、経営者は資本が減耗するときに填補しません。 |