単純平均株価というのは、個々の銘柄の1株当たりの株価を合計して、銘柄数で割ったもののことをいいます。

ちなみに、東京証券取引所では、第1部と第2部、それぞれ全銘柄を対象に毎日算出しています。

なお、その日に値がつかなかったものについては、前にさかのぼって直近の株価をとっています。

単純平均株価は、最も現実的な平均株価なのですが、新株落ちなどの権利落ちが修正されていませんので、権利落ちのつど連続性が断たれるという欠点があります。

単独株主権というのは、会社法で規定されている用語で、1株の株主でも行使できる権利のことをいいます。

具体的には、配当など会社から直接、経済的な利益を受ける権利（自益権）は、単独株主権に該当します。

単独株主権に対して、少数株主権は、発行済み株式総数の一定割合以上を持つ株主のみが行使できる権利のことをいいます。

なお、会社の経営に参加できることを目的とした権利（共益権）のうちでも、株主総会での議決権は単独株主権ですが、議題提案権など監督是正権は少数株主権に属しているものが多いです。

□信用取引の規制