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自己・委託区分発注について

自己・委託区分発注とはどのようなものですか?

自己・委託区分発注というのは、証券取引所が定めているもので、証券会社(取引参加者)が株式市場に売り買いの注文を出す際に、顧客の委託に基づくものなのか、あるいは自己勘定によるものなのか、明確に区別して発注しなければならないことをいいます。

自己・委託区分発注の狙いは?

自己・委託区分発注は、自己勘定による取引を、後で顧客に付け替えることによる損失補填をできないようにするのがその狙いです。

シコリとはどのようなものですか?

シコリというのは、主として信用取引による買いが多く、しかもそれが思惑がはずれて損になっているため、動きがとれなくなっている状態のことをいいます。

また、そういった状態の株のことを「シコリ玉」といいます。

関連トピック
資産管理型営業とはどのようなものですか?

資産管理型営業というのは、日本の証券会社がリテール(個人取引)分野で目標にしている営業スタイルのことをいいます。この営業スタイルは、かつてのように株式の回転売買などで手数料を稼ぐのではありません。

具体的には、顧客の資産形成に役立つ商品を勧誘して、長く保有させるとともに、それらを預かり資産として積み上げ、投信の信託報酬や、ラップ口座の管理手数料など、資産管理から安定的に得られる収益によって経営基盤を固めていこうというものです。

資産管理型営業の背景は?

バブル崩壊により株式の右肩上がり神話が崩れ、個人投資家の株式離れが深刻になってきたうえ、株式の委託手数料自由化も進み、これまでのような営業スタイルでは利益が上がらなくなってきたことが背景にあります。

とはいえ、この資産管理型営業を軌道に乗せるためには、資産運用能力や商品開発力に加えて、強靭な営業力を必要としますので、すべての証券会社が方向転換に成功するとは限りません。


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