操作目標とは?
操作目標というのは、金融政策において、操作変数である政策金利や準備供給量の調節の効果を直接的に反映するために、操作変数を調整するための目標値として用いられる短期金利等の指標のことをいいます。
3段階アプローチ
金融政策の効果波及過程には長いラクが存在します。
なので、これと密接な関係をもち、かつ比較的コントローラビリティの高いマネーサプライ等の指標を「中間目標」として設定します。
そして、この中間目標を達成するために、より金融政策効果が直接及び変数を「操作目標」とする、というのが3段階アプローチです。
ただし、各国の中央銀行の政策運営方式をみると、各段階の目標をすべて明示的に設定している例はほとんどありませんので、3段階アプローチはあくまでも一種の理念にとどまっているといえます。 |