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敵対的TOBの対象になりやすいケースについて

どのような企業が買収されやすいですか?

一般的に買収の対象となりやすいのは、保有する資産に対して株式市場の評価が低く、株価が割安に放置されている企業とされています。

TOBとは?

株式を買い集める手段として用いられるのがTOBです。具体的には、買収先企業の株主に対してあらかじめ買い付け株数、買い付け価格、期間などを公表し、賛同を得た株主から市場外で買い集める方法です。

このTOBという手法は、1980年代に米国で活発に行われましたが、その当時はマネーゲームの色彩も濃かったといえます。

ちなみに、日本で最初の本格的な敵対的TOBとされるのは、王子製紙による北越製紙へのTOBです。

なお、これは失敗に終わりましたが、敵対的買収に備えて、新株予約権の発行などによる防衛策を導入する企業が増加しています。

関連トピック
手口とはどのようなものですか?

手口というのは、取引所の中で、どの証券会社がどの銘柄についてどれだけ売ったり買ったりしたかを示すものです。

ちなみに、手口は、売り買いを分けて「売り手口」「買い手口」ともいいます。

なお、東京証券取引所では、2003年6月末から売買手口の開示をやめました。

大量保有者とはどのようなものですか?

大量保有者というのは、5%ルールにおける用語で、上場企業の株券等を発行済み株式数の5%超を保有する株主のことをいいます。

なお、もし取得した場合には、財務局に報告し、開示しなければなりません。


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