敵対的TOBとはどのようなものですか?
敵対的TOBというのは、上場企業の株式をその企業の経営陣が反対しているのにもかかわらず、買収者が経営権を獲得するために、公開買い付け(TOB)で株式を取得することをいいます。
なお、従来ですと、日本では敵対的買収は「乗っ取り」のイメージが強いことから、否定的な見方が強かったのですが、近年は機動的、効率的な経営を後押しする手段として注目を集めているようです。
敵対的TOBの買収者は何を狙っているのですか?
買収者は買収先企業の経営権を確保するため、発行済み株式の過半数の取得、あるいは、合併や役員解任、営業譲渡など株主総会で必要な特別決議を拒否できる3分の1超の取得を目指します。 |