どのような企業が買収されやすいですか?
一般的に買収の対象となりやすいのは、保有する資産に対して株式市場の評価が低く、株価が割安に放置されている企業とされています。
TOBとは?
株式を買い集める手段として用いられるのがTOBです。具体的には、買収先企業の株主に対してあらかじめ買い付け株数、買い付け価格、期間などを公表し、賛同を得た株主から市場外で買い集める方法です。
このTOBという手法は、1980年代に米国で活発に行われましたが、その当時はマネーゲームの色彩も濃かったといえます。
ちなみに、日本で最初の本格的な敵対的TOBとされるのは、王子製紙による北越製紙へのTOBです。
なお、これは失敗に終わりましたが、敵対的買収に備えて、新株予約権の発行などによる防衛策を導入する企業が増加しています。 |