純投資とはどのようなものですか?
株式投資というのは、次のものに大別できます。
■経営参加を目的とするもの
⇒ こちらは、企業が他の企業を乗っ取ったり、系列化するものから、株式取得により営業関係を強めるものまでさまざまですが、企業間の関係強化を狙いとしている点では共通しています。
これは、株式の支配証券としての側面を重視したもので、政策投資あるいはリレーションシップ投資といいます。
■配当または値上がり益を狙いとするもの
⇒ こちらは、株式の利潤証券としての側面に着目したものであり、株式への純粋な投資という考えから純投資といいます。
1990年代に入って政策投資に基づく株式持ち合いが崩れ、純投資を主体とする内外の機関投資家が株式市場の主役になりつつあります。この結果、株価形成も大きく変わりつつあります。 |