コンベンショナル・インベストメント（伝統投資）というのは、上場株式、国債など流動性の高い金融資産を対象にした運用のことをいいます。

これに対して、オルタナティブ投資というのは、リスクは高い代わりに高いリターンが見込める投資対象のことをいい、伝統投資とは区別しています。

具体的には、不動産、金融派生商品やヘッジファンド、買収ファンドへの出資などがオルタナティブ投資に該当します。

オルタナティブ投資は、1990年代後半から、米国の年金、大学基金などの間でこの分野への運用配分が増加し、日本の年金基金などでも超低金利による運用難を背景として、ここ最近注目度が高まっています。

伝統投資の場合は、長期運用でどの程度のリターンが上がったかについての実績データ（トラッキングレコード）がありますが、オルタナティブの場合は普及してから比較的日が浅いことから、リスク管理面などでの課題が多いという慎重な見方もあります。

買い越しというのは、投資主体が一定の期間内に買った金額（あるいは株数）が売った金額（同）に比べて多いことをいいます。

□株価指数連動型上場投資信託（ＥＴＦ）