ダッチ方式とは?
ダッチ方式というのは、国債の入札発行や、公開市場操作における債券オペでの債券価格(利回り)の決定方式の一つです。
このダッチ方式は、すべての募集に対して、最高価格(最低利回り)、あるいは最低価格(最高利回り)の単一価格が適用されるものです。
例えば、買いオペの場合には、低価格(高利回り)で入札されたものから順次募入し、予定総額に達したところで打ち切りますが、その際には、募入分すべてに対してこの足切り価格(募入最高価格)が適用されます。
ダッチ方式からコンベンショナル方式へ
ダッチ方式は、1978年の中期国債の入札の際にはじめて採用され、その後しばらくは、その計算方法の簡便さなどから使用されていたのですが、1981年以降は、落札者ごとに価格(利回り)の異なるコンベンション方式に移行しています。 |